オダックス近畿BRM1008大津600km参加記録その④ PC6~Goal

いよいよゴールにむかいます。この回は写真激減です。なぜって、時間がなかったからですよ。

PC6~Goal

PC6は468km地点。この時点で自己最長距離はすでに更新。でもまだ140kmほど残っています。やっぱり600kmって長いね。しかもここで再び雨が降り始めました。先に出た鈴のおじさんはちゃんと雨使用で出ていきましたが、僕は結局そのままの恰好。コインランドリーで乾かしてたら損するところやった、なんてけち臭いことを考えながら雨の中を走りだしました。そのうちお金に余裕ができたらちゃんとしたゴアテックスのカッパ買おう・・・。当面無理だな・・・。
早朝と同じように降りしきる雨に溺れながらまっすぐな道をひた走ります。海岸に出るまで少し内陸の道路を通るのですが、日本海の強風をなめていました。さすが新潟、周りはほぼ田んぼ、何もない吹きさらしの道に容赦のない日本海の横風が吹き付けます。時々現れる集落に入ると少しおさまってホッとして、抜けるとまた風にあおられるという、ここからは風とのバトルです。
この県道をしばらく走っていると向いから反射ベストを付けたローディとちらほらすれ違いました。後で調べてみると埼玉1000kmブルべもやっていたようです。彼らは青森の大間崎からスタートしてたみたいで3日目に突入してたようです。上には上がおるもんだ。挨拶を交わしながら走っていくと、さらにその先ではマラソン大会も開催中の様子。ランナーに気を付けながら進んでいくと日本海が見えてきました。海岸線を走るのは慣れてるよ~、ここからスピードあげるよ~、と調子こいてました。ところが和歌山の海岸線よりもひどいアップダウン(アップダウンというレベルではないと思う)、そして強風。終わった・・・。そう思いました。しかも僕が一番嫌いな高所にかかる吹きさらしの橋、何を思ってこんな高いところに橋をかけているのか意味が分からん!風にあおられて怖いし!「あー!こえー!!」と叫びながらクリアしていきました。海岸線だけあってそこそこの交通量もあり、トンネルもあり、大型車も多くてひやひやです。

波立つ日本海

500kmを過ぎた頃でしょうか。いつも膝痛に悩まされるのですが、今回はあまり負荷をかけていないせいかなんともない、でもやっぱりお尻は痛い。でもいつもと痛み方が違う。そう、いつもの圧迫痛ではなく、見事にサドルに沿ってお尻の割れめが擦り切れていました。他の方のブルべブログ見ているを見てるとよく書いているあれかー、と。ここまでひどいのを経験するのは初めてで、道沿いにあった薬局に寄ってベビー用ワセリンを買って、店の陰でこそこそと塗り込みました。これで幾分か痛みはマシ、PC7に向けて急ぎます。
遠くに見える柏崎刈羽原子力発電所
やがてあたりは暗くなり波の音だけが聞こえるような状況になりました。しかしの次のPCが全然見えてない。民家も少なくなった海岸線を走りながら「ほんとにこの道で合っているのか。」「もう通り過ぎたのではないか」と不安な気持ちでいっぱいです。次のPCは「セーブオン寺泊店」。最初キューシート(ブルべの道順を示した道のり表)を見たとき、「セーブオンってなんやねん!」と思いましたが、この辺ではメジャーっぽいコンビニのようです。ここに来るまでに何件か見つけたけど暗くなると見慣れているローソンやセブンイレブンと違って見逃しているかもしれない、なんて不安になって一度止まってルートチェックしていると、後ろから一人の参加者がすいっと追い抜いていきました。「あ、合ってる!」ルートは間違いない、あとは通り過ぎていないかだけ。そこから町に入ってすぐの交差点を曲がったところに次のPCがありました。ほっ。
PC7セーブオン寺泊店。このブルべ最後のチェックポイントです。到着時間は18:42。ここまでの積算距離は556.7km。貯金が少し増えました。

PC7セーブオン寺泊店

ここで新発田から来たという若い男性に話しかけられました。(男性)「どこから走ってこられたんですか?」、(僕)「滋賀県の大津市からです、琵琶湖の」、(男性)「は?」、当然のリアクションでした(笑)。最近ロードバイクに乗り始めたらしく、今日はロードバイク乗りがいっぱい走っているということで興味を引いたみたい。「ブルべっていう長距離サイクリングだよ、もし機会があればやってみな、世界が変わるよ」とだけ話して、「時間がないからごめんね」と言い残して出発しました。男性は次に入ってきた参加者さんにも話しかけてました。こうやって自転車乗りが増えるとうれしいな。
さて、次はいよいよゴールです。最後のPCでレッドブルに翼を授けてもらって意気揚々と走りだします。ここからは海岸線を離れやや内陸の広域農道を新潟市に向けて走ります。時間も少し貯金できたし、残り50kmほど。普段なら2時間もあれば十分に到着できる距離。少しゆったり目でも大丈夫、と考えながら、擦れたお尻をかばいつつ、ダンシングを織り交ぜつつ走ります。
新潟市が近づいてきた頃でしょうか、一人の参加者がものすごい勢いで一言声をかけて走り去りました。「なぜ、あんなに飛ばしているんだ??」残り12kmくらいだったかな?ふと時計を見やると9時を回ってる!ゴールは午後10時まで!大丈夫な時間だけど、もし新潟市内で信号なんかにつかまってペースが落ちたら・・・!しかもブルべのゴールはそこに着いたからゴールではなく、その場所の何階の何部屋まで行ってその時間で初めて認定されるのです。ということは非常にまずい!!!さあ、ここからは回しまくり、お尻の痛みもすっかり忘れていました。600km近く走ってきてタイムオーバーで認定されなかったらシャレにならん。
ガンガン飛ばしまくって新潟の町はずれまで着いたとき、小さな段差につまづきこけそうになりました。ここでは何とか踏ん張りましたが、その先でガーミンがルート間違いの警告を出したので慌ててUターンをしようとしたところでクリートを外せず見事に落車。肘腰膝の打ち身と見事に擦過傷を作ってしまいました。痛いとかそんなこと言うてられへん状況には変わりがないので、自転車を起こして走り出します。高速道路の高架をくぐったときガーミンのGPSがバグる。「うおーほんましゃれにならんでぇ!」とカバンからコマ図を取り出して必死でルート確認。「うー全然わからん!」と困っていたらGPS回復。コマ図をぐちゃぐちゃにカバンに詰めリスタート、実はすぐそこにゴールがありました。
ちょうどゴール受付を済ませた参加者の方を見つけ、「すいません、ゴールはどこですか」、と尋ねると「ここですよ~」と教えてくれました。時間は9時40分過ぎ。「イケる!」急いでゴールの新潟テルサに向かいます。玄関に着くと先ほど抜かれた方が「ここの3階の和室が受付ですよ!」とエレベーターの場所から部屋まで付いてきて教えてくれました。この方がいらっしゃらなかったら僕間に合ってなかったです。本当に感謝です。
和室に入った時に松本でもチェックしてくれたKさんが「はい、21時48分~」と到着時間を言ってくれました。その時間をブルベカードに記入。サインをもらって無事認定。長い長い600kmの旅が終わりました。ちょうど施設の閉館時間も迫っているようで表に出てしばらくするとパッと電気を消されてしまいました。ちょうど鈴のおじさんと場所教えてくれた方がいらっしゃったので少しお話しさせていただき、新潟の駅前に予約してあるホテルに向かいました。ただあとで思い出したのですがゴールの写真を撮り忘れるという失態を犯していました。。

600km認定メダル(ホテルにて)

土地勘もないし頭もあまり回っておらず、フラフラしながらなんとか駅までたどり着き、繁華街を楽しいそうに歩く若者たちに混じって、疲れ果てた自転車にまたがった小汚いおじさんはホテルに向かいました。ホテル前で自転車を輪行バッグに詰め(実は初めての輪行)、ホテルにチェックイン。とりあえず嫁に無事の報告をして、ご飯を食べにいく元気もないのでまたカップ麺をすすってシャワーを浴びて眠ったのが深夜1時前。あっという間に堕ちました。

もう一回だけ続きます。


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