オダックス近畿BRM128枚方300km渦潮参戦記②ーアワイチー

 前回からの続きです。

 無事9時30分のジェノバラインに間に合って15分くらいの船旅。下船後、他の参加者の皆さんはあっという間に飛び出していく。僕はと言うと写真を撮ったり装備の確認をしりともたもたして結局ほぼ最後尾(後に2名ほどいたかな)でリスタート。
 淡路島一周(通称:アワイチ)は今回が二回目。前回は昨年のゴールデンウィークに行ってきました。その時は、強風のため南あわじの方で舟が座礁したということで水仙郷方面には行けず。ちゃんとしたアワイチは今回が初めてです。
岩屋港を出発
 この日は南向きの風、リスタートは快調です。ここでなるべく貯金を稼ぎたいので風に乗って飛ばしていきます(そこそこですが)。最初は2人でしたが、しばらくすると前方に4名ほどの集団を発見。追いついて後ろにつきます。途中で前の方がルートを外れて左折していくのに思わず着いていってしまったけど、前の方は寄り道していくようだったので、僕にはそんな余裕が無いので元ルートに戻って走り続けます。
出だしは快調

ONOKORO付近
 岩屋から約30kmほど走ると洲本市が見えてきます。ここからは市街地に入らず洲本温泉方面に向かいます。ホテル街を過ぎると本日のPC2、ファミリーマートサントピアマリーナ店(115km)です。広い駐車場で、南国風のファミリーマート、ま、建物はそこらにあるファミリーマートと一緒ですけど(笑)
洲本温泉

PC2ファミリーマートサントピアマリーナ店(南国な雰囲気)
 PC2のレシートチェックは11:19。コンビニ内のイートインで少し早めのお弁当を食べます。ここではみなさん昼食をとっていました。ここから先の登り区間に備えてなんでしょう。僕は中華丼と菓子パン。

 他の参加者さんたちが帰りのジェノバラインの時間の話をしてました。
「最終的に何時のフェリー乗らないといけないの??」
「7時20分のがタイムリミットだろうね」
 できれば5時台、遅くても6時のフェリーを予定していたので、予定は間違っては無かったと心の中でつぶやきました。

 PC2を出ていよいよアワイチ最大の難所「立川水仙郷」越えです。正直、淡路島にはそんなにたいそうな峠は無いだろうと思って舐めていました。普段は南紀の山々を登ってますし、まあたいしたことはないだろうと・・・。

 ところがどっこい、距離はそんなに長くないのにどの登りも意外と斜度がきつい!ご丁寧に「登坂区間○○km」と標識を立ててくれているのですが、それが嬉しいのやら悲しいのやら。途中で「登坂中間地点」の標識も。
「うそ~、まだ半分なん!?」
ってなっちゃう(悲)

 峠に途中に立川水仙郷があるのでもし時間があればよってみようとおもっていましたが、水仙郷の入り口から明らかに山の下まで続く道が!水仙見るのに降りないといけないとみるやいなや、僕の脳は瞬間的に、
「今回はパス」
と判断。そのまま探偵ナイトスクープで紹介されたパラダイスを過ぎて灘の海岸線に下ります。

水仙郷入り口

UFO神社(なにそれ!?)の看板

パラダイス(?)入り口

灘の海岸線を走っていると、道路際に大きなクレーン船が座礁していました。GWに座礁したのってこれやな!結構な大きさだよ。

 ちなみにこの道沿いに灘黒岩水仙郷もあります。

クレーンが見える

座礁したクレーン船

灘黒岩水仙郷付近

ここからもう一つ軽めの峠(と言っても平均9%の斜度)を越えると淡路島の南端、福良の港が見えてきます。今回はPCではないのでスルーしてもいいのですが、オシリのワセリンを追加したかったのでちょっと休憩。トイレでぬりぬり。

ようやく福良港が見えてくる

道の駅福良

お尻もテカテカになったし、ここから次のPCに向けてもうひと登り。登坂途中で大鳴門橋が見えてきます。しかしこの日はほんとに天気がいい。景色は最高だったなぁ。

 登りきって少し下った先が今日のPC3道の駅うずしお(164km)。折り返し地点だ。レシートタイムは14:36。

 ここでの目的はなんてったって淡路島バーガー。GWのときは長蛇の列でとても並べるレベルではなかったから今回のブルベの最大の目的にしてたのです。この日もそれなりに並んでましたけど、前回ほどじゃない。ならぶ時間がもったいなくて諦めた人も多かったようだけど、当然ここは並びましたよ。万が一食べずにタイムアウトなんかになったら諦めがつかないですから!順番待ちしていると目に飛び込んできたのは「玉ねぎソフトクリーム」の写真。さあ、注文、

「淡路島オニオンビーフバーガーと玉ねぎソフトください!!」

 そこから調理ができるまで玉ねぎソフトをほおばり、念願の淡路島バーガーにありつけたのでした。ちなみにお味はと言うとめっちゃうまい。待った甲斐があったよ~。玉ねぎソフトは後味がそのまま玉ねぎ(笑)

道の駅うずしおへ

大鳴門橋

玉ねぎソフト

淡路島オニオンビーフバーガーお肉たっぷり

ようやく折り返し

ここでかなりの時間を費やしてしまったので、ここからはなるべくノンストップで岩屋まで戻りたい。PC3におられたスタッフに、
「船間に合いますかね~?」
と、しゃべりかけると、
「淡路島バーガー食べる余裕あるんだからだいじょうぶでしょ~(笑)」
と。ま、ある意味正解だわ。

 PC3を出発して北向きに走りはじめます。とばしたいのにあいにくの向かい風。前半追い風だったんだから当然といえば当然。スピードは22~25km/hくらい。もっととばせるけど、まだラスボスの有馬街道が控えてるしここは我慢。前に女性の参加者さんが見えてたんですけど、追いつけそうで追いつけない。みんな速いなぁ・・・。

 淡路島の西側は淡路サンセットラインと言うみたいで夕日がきれいみたいです。残念ながら背中に夕日を浴びることになっていたので太陽は見えませんでしたけど、影が段々縦に伸びてくると海が夕焼けに染まり始めます。南向きに走るとさぞきれいだっただろうな。

淡路サンセットライン

薄暗くなる頃本州が見えてきた

日が傾いて、岩屋まで残り25kmくらいだったでしょうか。突然サイコンの画面がスーっと消えていきます!バッテリー切れです。途中途中で少しずつ充電していたのですが、給電しながら走れないのがあだとなりました(過去のブログ参照)仕方なく停車してモバイルバッテリーを繋いでいると、後から来た参加者さんたちが、
「大丈夫ですか~?」
と声をかけてくれます。これがブルベの好きなところでみんな親切なんです。レースなんかだと「どけー」「邪魔だ!」とか殺伐とした言われ方しますもんね。親しく話し込むことは少ないですけどワキアイアイとした感じが好きなんです。

 さて、とりあえずモバイルバッテリーを繋いだけどコードが刺さっているとマウントに固定できないので、とりあえずバックポケットにサイコンを入れて走ります。ただ距離とか時間とかがたちまちわからなくなってしまったのですんげぇ不安・・・。GPSも兼ねていたけど、とりあえず一本道だから何とかなった。

 完全に日が落ちた頃に明石海峡大橋が見えてきました。

明石海峡大橋

ちょうど明石海峡大橋をくぐったときにむこうにジェノバラインが入港してくるのが見えました。

「やばいやばいやばい!」

 正直サイコンもはずしているので何時の便かもわからない。とりあえずあれに乗りたい!

「まわせまわせまわせ!」(弱虫ペダル小野田君風)

 岩屋港についたときにはまだ船が泊まってる。どうも6時発の便のようだ。4分前くらいに着いたので急いで切符を買って乗り場へ急ぐ。係の人が自転車を積んどいたげるから客席に乗りな~」と笑顔で応対してくれました。

「あぶね~!」

 と叫びながら飛び乗ると、先着している参加者さんがにこにこしながら「よかったね~」と。これ乗り遅れてたら40分後ですからね。この差は大きい!

ジェノバラインから見た明石海峡大橋

船内にはテレビ。土曜の6時だったの名探偵コナン放送中。

明石港に到着

 無事に明石港に到着しました。残りは約80kmです。

 その③ーゴールを目指してーに続く

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